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Channel: 腱鞘炎(ジストニア)日記
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腰抜けなギター

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名器と言われているギターは共通した特徴があります。
弾いた時の弦の感触ですが「腰が強い」のです。
弦長が短めでテンションが低いギターでも、名器は腰が強いのです。
この腰の強さを克服出来ないと美しい音色と響きは出ません。
力任せにバシャバシャと弦を引っ叩いても駄目なんですよねえ。。。

腰の強いギターは弾くのが大変なんです。
右指に掛る負担が大きいのです。

私の持っているギターで腰の強いのは、ベラスケス、フレドリッシュ、ハウザー1世の19世紀スタイルギターetc
タッキは中庸かな???極端に強くは無いけど弱くは無い。

練習用のそれなりギターのフォイクトは、腰は弱いけど弦の感触は硬いかなあ?
弦に圧力を加えながら弾かないと鳴らないギターです。


指の状態が良い時は弾けますが、今回の様に極端に悪くなってしまうとまったく弾けなくなってしまいます。


腰抜けギターの登場です。



ドイツのギターです。
弦長は640mmと少し短めです。




写真だと分かりづらいですが裏板は軽くアーチが掛っています。




ブリッジはダブルホール
これは珍しく無いけど便利ですな。




20フレット使用ですが、先端を丸めた形状の指板が意外と秀逸!!
弾いていて邪魔になりません。




外観の一番の特徴はRFです。
それ程は指板が持ち上がっていませんので、違和感なく弾けます。


内部構造は



弦の張り替え時にサウンドホールにスマホを突っ込んで撮った写真なので良く分らない。
力木は逆扇形???
新構造ギターです。




棹の付け根にこんなんがあります。
これは何かの絵なのか?それとも間違ってインクをこぼしただけなのか??


このギターは腰抜けです。
右指に掛る負担が極端に少ない。
弦の感触が腰抜けなのでプラントして弦を押し込みながら弾かないと鳴らないギターです。
でも腰抜けなので指の状態が悪くてもそれなりに弾けます。
音色もそれなりですし、音量もそれなりに出ます。

名器と言われるギターの様に美しい音色と響きは出ませんが、常に80点の音色と響きと音量のバカチョンギターですな。


今度の土日でこの腰抜けバカチョンギターを実戦で試して来ます。

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