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Channel: 腱鞘炎(ジストニア)日記
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あれから丸4年経っています。

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一度死んで、そして甦って来てから丸4年が経っています。

脳みそがリセットされて、ジストニアの症状が出なくなってから、もう4年が経過しています。
なのにギターが弾ける様になっていない!!!
指が普通に動いてくれない。
弦を弾いた瞬間に筋肉が硬直して動かなくなります。

困ったもんですなあ。
もう歳だから、そろそろ普通にギターが弾ける様になってくれないと、寿命の方が先につきてしまうよなあ。


指が動かない原因はたぶんですが、弱った筋力がまったく回復していないからだろうと思います。

弦を弾いて音を出すための筋力が、4年前のままで回復していない。
弱ったままの筋力で無理矢理に弦を弾くから、筋肉が硬直して指が動かなくなるのだろうと思います。
例えば10Kgの重さしか持ち上げられない老人が、無理矢理20Kgの物も持ち上げようとして全身硬直させて力んでいる状態。
こんな感じですかねえ?

たまに「ギターを弾くのに力なんていらない」とか言う人もいますが、これは寝たきり状態の老人に向かって「早く走るのに力なんていらない。余計な力を抜いて、さあ早く走ってみろ!!」と言っているのと同じです。
脱力は、きちんと鍛えられた柔らかい筋肉があるのが前提ですからねえ。


4年も経って筋力が回復しないって事は、たぶんこのまま死ぬまで回復しないと思って良いです。
心臓動かしている心筋も壊死したまま、回復する訳では無いしねえ。


そんな訳で、これからは弱った筋力のままでギターを弾いていく事を、考えていかないといけません。


一番最初に思いつく解決方法は、、、、

柔らかいギターに細くテンションの低い弦を張って弾く!!!

今までも何度もトライしていますが、出てくる音がチープに感じられて我慢出来ずに、結局は太くテンションの高い弦にすぐに張り替えてしまっています。
でも今回は超高額補聴器と言う強い味方があるので、細い弦の音もしっかりと聞くことが出来ます。


とりあえずこんな組み合わせにしてみました。



オールドバルセロナのエンリケ・サンフェリューにノブロックSN弦。

エンリケ・サンフェリューは1939年のギターなので、軽いタッチにも良く反応して鳴ってくれます。




内部構造は3本ファンブレーシングでエンドの逆ハの字無しと特殊なギターなので、弦の感触も柔らかいギターです。


ノブロックSN弦は張力トータル33.52Kgとかなり柔らかい弦です。
メインで張っていたサバレスのニュークリスタル・カンティーガ青は41Kgもあります。


これで、かなり指を動かす筋肉への負担は減るはずです。



結果は

かなり良い感じです。
想像していた程には弦の感触は柔らかくなりませんでしたが、その分は音質・音色・音量は充分に実用の範囲内の音が出ています。
指の硬直は2~3割減ったかなあ?
まだまだ「普通にギターが弾ける状態」にはほど遠いですが、今までよりはかなり良い状態ですね。


とりあえず、毎日の基礎練習や新ネタの練習時はこのサンフェリューを弾いて、本番は曲によっては黒田exや野辺さんのギターに持ち替えて弾いて見るのが良さそうです。
良い結果が出ると良いのですが、、、

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