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Channel: 腱鞘炎(ジストニア)日記
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超高額補聴器!!oticon社の「 Real 1」を2日間使ってみて、、、

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私の場合は、本来の補聴器の目的と違う目的で使おうとしています。
目的は会話の補助では無く、ギター演奏の補助用の器具として使おうとしています。

そのために優れた補聴器が、必ずしも私の必要な性能の補聴器とは限らないのです。



今回お借りしているoticon社の「Real 1」です、
お値段が高いだけあって、驚異的な性能の補聴器です。

単独の写真だと大きさが分かりづらいので




大きさが分かる様に、ギター弦と一緒に撮りました。
無茶苦茶小さい。
これだけ小さいと、落としたら2度と見つけられない?




GPSで追っかける機能は付いていますが、小さすぎて見つからないと思う。


肝心の聞こえ方ですが、極めて自然です。
音が大きく聞こえるのでは無く、くっきりと聞こえる感じです。




安いVibeの補聴器だと、劣化した音がワンワン響いて聞こえますが、oticon社の「Real 1」だと自然に聞こえすぎて付けている事を忘れてしまいます。
お値段はVibeの補聴器を12台買ってもまだ余る位???
でも、それだけの価値はあります。

さて、その超高額で超高性能補聴器のoticon社の「Real 1」をギターの演奏時に使ってみるとどうなるのか?


oticon社の「Real 1」には通常の会話モードと音楽専用のMy Musicを切り替えられます。

まず通常モードにしてギターを弾いてみます。

正直、かなり辛い。

自然に音が聞こえてくるし、音質の劣化も酷くはありません。
ただ音は変わってしまいます。
やや硬質な音です。

ここまでならば許容範囲です。

大きな問題があります。
高音に神経に障る様ないやな成分が混じってしまいます。

今のままでは使えないかなあ?
ただ補聴器の場合は、使用を始めてから少なくても2~3週間経って脳が慣れないと、本来の聞こえ方になりません。
もしかしたら、この嫌な成分は時間が経てば聞こえなくなるかも知れないし、そのままかも知れない。


今度はMy Musicモードで。

神経に障る嫌な成分は聞こえなくなりました。
通常モードよりも音に響きが感じられて心地良い。

反面、音の劣化は通常モード以上です。
音が硬質で軽くシャリシャリとした音に変わって聞こえてしまいます。
たぶんクラシックの生音でなく、ポップな打込みで作られた音楽を聞く事を想定して作られているんだろうなあ、、、

そして問題は、ギターの音とは別に常に「シャンシャンシャン」とスネアドラムの様な音が小さく聞こえて来る事です。
これは致命的ですね。
感度が良すぎて指先が弦と擦れる音を拾うのかなあ???
弦を弾いたタイミングで「シャンシャンシャン」が聞こえます。

音量を下げていくとこの「シャンシャンシャン」は聞こえなくなりますが、元々音量は大きくないので、これだと補聴器を使うメリットがほとんど無くなってしまいます。
補聴器を外した時との音量の差があまり無くなってしまいます。

この「シャンシャンシャン」も脳が慣れてくると消える可能性はあります。
でも消えないかも知れない。
時間が経ってみないとどうなるか分かりません。


もしかしたらoticon社の「Real 1」は補聴器として優れすぎてるため、ギターの演奏補助器具としては向いていないかも知れません。

試用期間はまだ10日以上あります。
もうしばらく使ってみて変化をチェックしてみます。

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